生徒の作文
日本で学んだこと
2年 ブイ タン ノ(ベトナム)
光陰矢のごとし、日本に来てそろそろ2年になります。せっかく日本語を勉強したから。日本に行ってみなければと思い、留学しました。
日本に来て色々と新発見がありました。特に礼儀について改めて考えさせられました。中国では「世界中みんな兄弟だ」という言葉があります。友達にお礼を言うのは水臭い、他人行儀だと思われます。一方、日本では「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、家族でもお互いにお礼を言うのは普通のことです。それは習慣が異なるからだと思う人もいるかもしれません。また、電車の中で静かにするのも、他人に迷惑をかけないような行動であると考えられます。
このように私は留学を通して礼儀について学びました。これからも、日本のいいところを学んでいきたいと思います。
日本で学んだこと
2年 マヌプリヤ(スリランカ)
私は2年前に日本に来ました。日本に来て学んだことはたくさんありますが、特に飲酒運転についてです。日本に来る前に日本語の先生から聞いたことは、日本では交通事故がスリランカに比べて非常に少ないということでした。2年間日本に住んでみて、その理由が分かりました。
スリランカ人はよく酒を飲みます。酔っぱらったままバイクでヘルメットをかぶらず、すごいスピードで走っています。事故で自分だけではなく相手がケガをしたり、ひどい時にはそのまま天国に行ってしまいます。日本人もお酒を飲みますが、事故はとても少ないです。なぜなら、日本人はお酒を飲んで運転する人が少ないと思います。
日本には厳しいルールがあるから日本人はルールを守っています。そして自分と周りの人の安全を考えます。ルールを守ることは日本で学んだ一番いいことだと思います。
日本で学んだこと
2年 ラマ サリタ(ネパール)
私が日本に来て学んだことは、おもてなしの文化についてです。
このおもてなしの文化は日本人だけではなく、外国人にも響くと思います。
私にとって日本での生活は忙しく、余裕もあまりありませんが、いいおもてなしを受けると生とても嬉しい気持ちになります。例えば、自分の物がなくなってもそんなに心配しなくてもいいです。交番に行って、IDを確認してもらったら、なくなった物はほとんど返ってきます。先週、私は保険証をなくしました。そのことを私は気付いていませんでしたが、誰かが見つけて警察に届けてくれました。そして警察から連絡が来て、そのことを知りました。私は無事保険証を返してもらうことができました。区役所に行くと、外国人の生活サポートをしてくれる担当がいくつかあります。また、日本政府は日本人だけじゃなくて外国人の生活についても考えて、色々なサービスを提供してくれます。だから私の生活は守られているように感じます。思いやりの心を持った日本のサービスを、ネパールに帰っても忘れず、仕事や生活に活かしたいと思います。